デッキ構築3:土地の枚数について
2013年3月15日 TCG全般最近やっとMTG力が回復してきたので
デッキビルディングとか診断を再開しました。主にリアルで。
それで、ちょっと気になったのがいくつかあったので共有してみます。
① 土地の枚数
最低でも22枚です。
単色ウィニーでも21枚。
20枚というのはMTGに於いてはほぼデッキになってない。
土地20枚以下からは40枚デッキの世界といっても過言ではないです。
最近は特に土地が便利だからと多色にする方が多く
事故誘致が非常に楽なので
こちらは事故らないように22〜25枚キープで。
今更ですが基準は土地40%です。
蛇足ながら25枚というのは起動型能力を持つ
無色マナを生み出す土地が4〜5枚入ってる場合の基準です。
そうでなければ基本的には24枚で充足します。
軽いデッキや色の少ないデッキなら22〜23枚でも問題ないです。
敢えて深堀すると無色マナを生み出す地形や
起動型能力が中心の溺墓などは別計算なのです。
彼らは事故発生源なので。
基準は色々あると思いますが
僕は今の所能力土地2枚につき土地1枚相当と計算しています。
そうすると基本地形&デュアランで23+ネファリア2枚なら
土地合計24枚相当であると考えています。
② 土地の種類毎の枚数の決め方
2色以上のデッキでよく
「ダブルシンボルの入ってる方を多めに」
と曖昧に伝わってるようですが
僕は敢えて「シンボルの総数÷2」を基準として提案しています。
理由はわかりやすいからと、
これまでの経験上事故率が最も低かったからです。
これはデュアランやショックランドも
その色を含む場合はどちらの色もその種類の枚数にカウントしています。
たとえば白のシンボルが19で赤のシンボルが30なら
平地10、山15ですが(切り上げ)
断崖の避難所が2枚あるなら
平地6、山11、避難所4
これで21枚。
そこに処刑者の要塞2枚いれて土地22枚相当という計算。
(実際には23枚になるので、間違えてスペルを38枚入れないように)
ただ、あくまで22枚以上にするように調整してください。
いずれにせよ睡蓮シリーズでもない限りは22枚を切るということは
赤単ゴブリンとかバーンくらいしかありえないので
22枚以上になるように常に気配りしなければなりません。
③ マナクリーチャーやマナソースについて
マナソース、マナクリがいる場合、
土地を減らしている方が多いですが
事故るので推奨しません。
兎に角22枚を切ったら事故ります(22原則)。
それと、敢えて突っ込むと
マナソースやマナクリは土地の影響を受けますが、
影響を与えません。
(マナソースの不可逆性)
なぜならマナクリもマナソースも呪文であり、
ペタル以外は基本的に呪文コストが1〜2マナは伴うからです。
ということは、(土地が出ないなどで)
その色の呪文コストが払えなければ
マナクリもマナソースも展開できないことになります。
MTGの世界ではマナが全ての原動力であり、
マナが生み出せなければゲーム開始できません。
22枚を切ってしまうとそもそもゲームを始める前に
マリガンを何度かしないと動けないので
ゲームになりません。
つまりゲーム開始前から負けが決まっているようなもので、
構築の時点で負け確定です。
なので、何を入れても基本的には22原則は守りましょう。
(単色ウィニーの場合のみ21枚〜)
④ 二色以上を生み出す土地
②のマナシンボルの下りで、÷2をしたら事故らないという話をしました。
実際これでよく事故る方の土地枚数を整備すると
大抵事故がなくなっています。
問題は2色以上生み出す土地の数をどうしたらいいかですが、
これは色々と考え方がありなんとも言いがたいですが
起動型能力を持つ無色マナを生み出す土地が少ない場合は
0.5枚と数えています。
たとえばシンボル黒が22で赤が10、緑が7やった場合
沼11、山5、森4です。
これやと枚数<22になってしまうので
森林の墓地2、血の墓所4、根縛りの岩山4を入れたい。
さっきの考えやと
沼5、山0、森0、森林の墓地2、血の墓所4、根縛り4
というわけのわからない配分になってしまいます。
そもそも根縛りや森林の墓地は森や山がないとアンタップインが
でけへんから
基本地形がないならせめてショックランドを入れないと意味がないですね。
というわけで3色以上の多色に於いては
デュアラン(特に対抗色ランド)は1/2計算をするようにしています。
沼11、山5、森4に対し
沼8、山2、森1、森林の墓地2、血の墓所4、根縛り4
ただこれやと基本地形は基本的に沼しか出ないと考えていいので
M10ランドではなくショックランドや
なければギルド門、
エクテン以下ならペインランドとかで充分かなと。
森林の墓地はいいですけど、根縛りはあまり意味がないので
踏み鳴らされる地かギルド門に交代。
沼8、山2、森1、森林の墓地2、血の墓所4、踏み鳴らされる地4
(もしくはグルールのギルド門4とか)
沼と山合わせて10なので血の墓所は竜髑髏でもいいです。
これやと合計で21枚。
さっきよりはマシですがこれでも事故る時は事故ります。
そのくらい22枚未満というのは危険なので
せめて
沼7、山2、森1、森林の墓地4、血の墓所4、踏み鳴らされる地4
これにステンシアの血の間2かケッシグ2とか。
なんとかして22枚以上に調整します。
この時はじめて「ダブルシンボルが入ってる方を多めに」
という考え方が役に立ちます。
逆に言うとあの噂はこのタイミングでしか役立ちません。
⑤ 確率操作(確率論とMTG)
10枚あるということは確率は1/6、
最初のハンドが7枚ですから、
1/6+1/6+…1/6で7/6。
ほぼ確実に1枚は入っていますから
ショックランドよりはコスパいいです。
ショックランドをいれないといけない場合というのは
そもそもタップインして問題ないとか、
動きがゆっくりなデッキだとか、
逆にものすごい急いでて2点支払ってでも
展開を速めたいカードがあるとかっていう場合。
高いカードだから入れた方がいいというわけじゃなくて、
安いM10ランドの方が制約が軽いのでこっちの方がいいです。
ただM10ランドやと該当する基本地形が出る確率Pは
P≦1/7で14%以上と考えています。
14%というのは初期に出るための条件です。
たとえばM10ランドが4枚あるデッキやと、
4/60⇔6%ですから、17枚引いて1枚出る。
最初のハンドに1枚入っている確率は
3回に1回程度の割合で、3回に2回は
該当ランドが入っておらず、17ターンに1枚の割合で出る。
それまでに該当する基本地形があればいいということでしょうが
計算が面倒なので初期値7枚に1枚入っていればいいでしょってことで
P≧14%という計算値を選んで勝手にそうしています。
他にも10%やと10枚引いて1枚なんで、
3ターン以内には出ます。
りんりん(未練ある魂)などは3マナなんで、
べつに3ターン以内に出てくれればいいと考えて、
10%=x/60
⇔x=6[枚]
6枚あればいいということになりますから
未練4、深夜2でいいでしょう。
別にすぐに出てくれなくてもいい、
場が熟してバウンスなどで時間稼ぎしてから出したい、
というなら未練4だけでも6〜7%ですから、
10ターン以内には出るね、みたいな。
いや、10ターンて意外と長いですから
けっこう辛いです。
それはもうりんりんに頼ってない。
他の何かが出てくれないと無理です。
4枚入っていても頼りない、頼れない。
言い換えれば
6枚でやっとそのカードの機能に多少頼れる。
同種同系統のカードが6枚ないと、
理想の動きが先ず発動しないってことは
1枚差しがどれだけ頼りないかってことです。
つまり奇跡を奇跡として使っちゃいけないんです。笑
なので、
ある種類の能力をゲーム序盤から安定して発動させるには、
その種類の能力を持つカードを最低6枚いれなければならない。
(6枚原則)
というのを勝手に決めています。
順風4に無形2とか。
僕の場合無形は入れていないので
順風4のソリン2、ドラグスコル2で8枚です。
どれかが出てくれればいい。笑
8枚あるということは13%
さっきの14%にかなり近づきます。
事故らない設定値が14%なので、
13%ということはラン事故を防ぐくらい確実な数値だということですね。
1.土地は22枚以上である。
2.マナクリ、マナソースは加速器でしかなく土地に影響されるが影響はしない(マナソースの不可逆性)。
3.せめて序盤から欲しいなら6枚以上同種同系カードを入れる。
4.事故りたくない、もしくは確実に毎ゲームで1枚は引きたいなら14%
です。
デッキビルディングとか診断を再開しました。主にリアルで。
それで、ちょっと気になったのがいくつかあったので共有してみます。
① 土地の枚数
最低でも22枚です。
単色ウィニーでも21枚。
20枚というのはMTGに於いてはほぼデッキになってない。
土地20枚以下からは40枚デッキの世界といっても過言ではないです。
最近は特に土地が便利だからと多色にする方が多く
事故誘致が非常に楽なので
こちらは事故らないように22〜25枚キープで。
今更ですが基準は土地40%です。
蛇足ながら25枚というのは起動型能力を持つ
無色マナを生み出す土地が4〜5枚入ってる場合の基準です。
そうでなければ基本的には24枚で充足します。
軽いデッキや色の少ないデッキなら22〜23枚でも問題ないです。
敢えて深堀すると無色マナを生み出す地形や
起動型能力が中心の溺墓などは別計算なのです。
彼らは事故発生源なので。
基準は色々あると思いますが
僕は今の所能力土地2枚につき土地1枚相当と計算しています。
そうすると基本地形&デュアランで23+ネファリア2枚なら
土地合計24枚相当であると考えています。
② 土地の種類毎の枚数の決め方
2色以上のデッキでよく
「ダブルシンボルの入ってる方を多めに」
と曖昧に伝わってるようですが
僕は敢えて「シンボルの総数÷2」を基準として提案しています。
理由はわかりやすいからと、
これまでの経験上事故率が最も低かったからです。
これはデュアランやショックランドも
その色を含む場合はどちらの色もその種類の枚数にカウントしています。
たとえば白のシンボルが19で赤のシンボルが30なら
平地10、山15ですが(切り上げ)
断崖の避難所が2枚あるなら
平地6、山11、避難所4
これで21枚。
そこに処刑者の要塞2枚いれて土地22枚相当という計算。
(実際には23枚になるので、間違えてスペルを38枚入れないように)
ただ、あくまで22枚以上にするように調整してください。
いずれにせよ睡蓮シリーズでもない限りは22枚を切るということは
赤単ゴブリンとかバーンくらいしかありえないので
22枚以上になるように常に気配りしなければなりません。
③ マナクリーチャーやマナソースについて
マナソース、マナクリがいる場合、
土地を減らしている方が多いですが
事故るので推奨しません。
兎に角22枚を切ったら事故ります(22原則)。
それと、敢えて突っ込むと
マナソースやマナクリは土地の影響を受けますが、
影響を与えません。
(マナソースの不可逆性)
なぜならマナクリもマナソースも呪文であり、
ペタル以外は基本的に呪文コストが1〜2マナは伴うからです。
ということは、(土地が出ないなどで)
その色の呪文コストが払えなければ
マナクリもマナソースも展開できないことになります。
MTGの世界ではマナが全ての原動力であり、
マナが生み出せなければゲーム開始できません。
22枚を切ってしまうとそもそもゲームを始める前に
マリガンを何度かしないと動けないので
ゲームになりません。
つまりゲーム開始前から負けが決まっているようなもので、
構築の時点で負け確定です。
なので、何を入れても基本的には22原則は守りましょう。
(単色ウィニーの場合のみ21枚〜)
④ 二色以上を生み出す土地
②のマナシンボルの下りで、÷2をしたら事故らないという話をしました。
実際これでよく事故る方の土地枚数を整備すると
大抵事故がなくなっています。
問題は2色以上生み出す土地の数をどうしたらいいかですが、
これは色々と考え方がありなんとも言いがたいですが
起動型能力を持つ無色マナを生み出す土地が少ない場合は
0.5枚と数えています。
たとえばシンボル黒が22で赤が10、緑が7やった場合
沼11、山5、森4です。
これやと枚数<22になってしまうので
森林の墓地2、血の墓所4、根縛りの岩山4を入れたい。
さっきの考えやと
沼5、山0、森0、森林の墓地2、血の墓所4、根縛り4
というわけのわからない配分になってしまいます。
そもそも根縛りや森林の墓地は森や山がないとアンタップインが
でけへんから
基本地形がないならせめてショックランドを入れないと意味がないですね。
というわけで3色以上の多色に於いては
デュアラン(特に対抗色ランド)は1/2計算をするようにしています。
沼11、山5、森4に対し
沼8、山2、森1、森林の墓地2、血の墓所4、根縛り4
ただこれやと基本地形は基本的に沼しか出ないと考えていいので
M10ランドではなくショックランドや
なければギルド門、
エクテン以下ならペインランドとかで充分かなと。
森林の墓地はいいですけど、根縛りはあまり意味がないので
踏み鳴らされる地かギルド門に交代。
沼8、山2、森1、森林の墓地2、血の墓所4、踏み鳴らされる地4
(もしくはグルールのギルド門4とか)
沼と山合わせて10なので血の墓所は竜髑髏でもいいです。
これやと合計で21枚。
さっきよりはマシですがこれでも事故る時は事故ります。
そのくらい22枚未満というのは危険なので
せめて
沼7、山2、森1、森林の墓地4、血の墓所4、踏み鳴らされる地4
これにステンシアの血の間2かケッシグ2とか。
なんとかして22枚以上に調整します。
この時はじめて「ダブルシンボルが入ってる方を多めに」
という考え方が役に立ちます。
逆に言うとあの噂はこのタイミングでしか役立ちません。
⑤ 確率操作(確率論とMTG)
10枚あるということは確率は1/6、
最初のハンドが7枚ですから、
1/6+1/6+…1/6で7/6。
ほぼ確実に1枚は入っていますから
ショックランドよりはコスパいいです。
ショックランドをいれないといけない場合というのは
そもそもタップインして問題ないとか、
動きがゆっくりなデッキだとか、
逆にものすごい急いでて2点支払ってでも
展開を速めたいカードがあるとかっていう場合。
高いカードだから入れた方がいいというわけじゃなくて、
安いM10ランドの方が制約が軽いのでこっちの方がいいです。
ただM10ランドやと該当する基本地形が出る確率Pは
P≦1/7で14%以上と考えています。
14%というのは初期に出るための条件です。
たとえばM10ランドが4枚あるデッキやと、
4/60⇔6%ですから、17枚引いて1枚出る。
最初のハンドに1枚入っている確率は
3回に1回程度の割合で、3回に2回は
該当ランドが入っておらず、17ターンに1枚の割合で出る。
それまでに該当する基本地形があればいいということでしょうが
計算が面倒なので初期値7枚に1枚入っていればいいでしょってことで
P≧14%という計算値を選んで勝手にそうしています。
他にも10%やと10枚引いて1枚なんで、
3ターン以内には出ます。
りんりん(未練ある魂)などは3マナなんで、
べつに3ターン以内に出てくれればいいと考えて、
10%=x/60
⇔x=6[枚]
6枚あればいいということになりますから
未練4、深夜2でいいでしょう。
別にすぐに出てくれなくてもいい、
場が熟してバウンスなどで時間稼ぎしてから出したい、
というなら未練4だけでも6〜7%ですから、
10ターン以内には出るね、みたいな。
いや、10ターンて意外と長いですから
けっこう辛いです。
それはもうりんりんに頼ってない。
他の何かが出てくれないと無理です。
4枚入っていても頼りない、頼れない。
言い換えれば
6枚でやっとそのカードの機能に多少頼れる。
同種同系統のカードが6枚ないと、
理想の動きが先ず発動しないってことは
1枚差しがどれだけ頼りないかってことです。
つまり奇跡を奇跡として使っちゃいけないんです。笑
なので、
ある種類の能力をゲーム序盤から安定して発動させるには、
その種類の能力を持つカードを最低6枚いれなければならない。
(6枚原則)
というのを勝手に決めています。
順風4に無形2とか。
僕の場合無形は入れていないので
順風4のソリン2、ドラグスコル2で8枚です。
どれかが出てくれればいい。笑
8枚あるということは13%
さっきの14%にかなり近づきます。
事故らない設定値が14%なので、
13%ということはラン事故を防ぐくらい確実な数値だということですね。
1.土地は22枚以上である。
2.マナクリ、マナソースは加速器でしかなく土地に影響されるが影響はしない(マナソースの不可逆性)。
3.せめて序盤から欲しいなら6枚以上同種同系カードを入れる。
4.事故りたくない、もしくは確実に毎ゲームで1枚は引きたいなら14%
です。
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